自分のしろごま油なのに落ち着かない…なんて。
焼畑面積が制限を受けているという問題はありますが、それを除けば、焼畑に加えて、河川や湖沼での漁業と、野菜などの畑作と、小規模なニワトリやブタの飼育とで、人々が食べていくには、何ら問題がありません。
しかし、そこに電気が入り、ラジオやテレビなどの電化製品が必要とされ、さまざまな物資が生活のなかに入りこんでくると、そうした生活は、一気に貧しくなってしまうのです。
食べるのには困りませんが、農業は現金収入にはほとんど結びつきません。
それゆえグローバリゼーションが進み、物品と貨幣経済が浸透してくると、そうした生活が貧しいものとみなされてしまうのです。
村は大地と結びついて、そこを耕し作物を育てて、長い間、群稚などの形で剰余を都市に放出してきました。
ところが、村々からの生産物を受け取るだけで、大地とは無関係である都市は、分業体系に基づいた産業社会を築き上げ、豊かで快適な社会を形成させました。
こうして新しい都市の論理が、古いままの農耕の村を貧しくきせることになり、現在、そうした現象が、世界的規模で進行していることを認識すべきでしょう。
三大穀物文化といえば、コメとムギとトウモロコシで、いずれもイネ科ですが、ややなじみの薄いトウモロコシはおいて、コメとムギの文化について考えてみたいと思います。
コメとムギには、いくつかの角度からみても、かなり対照的な部分があります。
ここでは、二つの穀物文化の特色を、比較しながら見ていくことにしたいと思います。
乾燥地帯のムギまずムギとは、コムギ・オオムギ・ライムギ・エンバクなどの総称ですが、とくにコムギを指す場合が多く見られます。
世界中で人口の約半分が、コムギを主要食料としています。
これに対してコメは、イォの種子の別称で、アフリカイオとアジァイネ・とがありますが、現在では世界的にもアジアイネが主流となっています。
言らにアジアイネには、インディカ種とジャポ二カ種があります。
ちなみにコメは、その種類が複雑で、本質的な分類とはなりませんが、形状的には、インディカ種には長い粒のものが多く、ジャポニカ種には短い粒が目立つという特徴があります。
さらに味覚的には、どちらかというとインディカ種は、ぱさぱさとして汁やソースをかけたり、妙めたりするのに適しています。
なおジャポニカ種は、蒸したりゆでたりする調理法がふさわしいとされています。
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